低き所に水溜まる
ひくきところにみずたまる

意味

2024/10/5(土)

水は自然に低い所に流れるように、利のあるところは利を求めて人が自然に集まってくることのたとえ。また、悪い者のところには悪い者が集まるたとえにもいう。

あらすじ

低き所に水溜まる

ある村に、いつもどこかにつまずいているお調子者のタケルが住んでいた。彼は村でも評判の「低き所に水溜まる」を体現しているかのような男だった。タケルは何をしても失敗が多く、いつもケガをしている。彼の失敗談は村人たちの笑いの種で、居酒屋での話題に事欠かなかった。

ある日、タケルは村の外れにある小屋でお宝が見つかるという噂を耳にした。興奮したタケルはすぐにその場所へ向かうことにした。道中、彼は会う人々に「お宝を探しに行くんだ!」と嬉しそうに話しかけたが、彼の得意な転んだりつまずいたりする姿を見た村人たちは、彼の話を真剣に受け止めることができなかった。

小屋に着いたタケルは、せっかくのチャンスを無駄にしないために、必死に周囲を探査し始めた。しかし、彼がその瞬間、本当にお宝が埋まっているかのように見えたのは、ただの泥水の溜まりだった。タケルはその水を見て、何かに気づいた。「この水の中に、お宝が隠れているはずだ!」と信じ込み、すぐに泥の中に飛び込んだ。

泥まみれになりながら掘り進めるタケル。結局、お宝は見つからなかったが、彼は泥水の中から一枚の古いコインを引き上げた。村に帰ると、コインを見せ浸かった泥水の話をすると、村人たちは大笑いした。「やっぱりタケルは低き所に水溜まるっていうことだな!」と。タケルは笑う村人たちを見て、恥ずかしさよりも嬉しさを感じた。「次はもっと凄い冒険をして、宝を探してみせるぞ!」と心に誓い、再び新たな旅に出るのであった。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.