あらすじ
薬石効なしの村
あるところに、薬草と石を使った治療法が評判の村がありました。この村の皆は、病気になったときには必ず伝説の治療師、老賢者ダンに相談しました。村人たちは彼の知恵を信じ、どんな病気も治せると信じ込んでいました。しかし、最近になって、ひょんなことからダンの治療法が全く効果が出なくなってしまいました。
ある日、若い農夫カナメがダンのもとにやって来ました。「ダン様、私は風邪をひいてしまいました。治してください!」ダンは自信満々に「これが薬草と石の特製ブレンドだ!」と、驚くほどカラフルな液体と大小の石を渡しました。しかし、カナメが数日間その治療を続けても、一向に風邪の症状が改善しませんでした。
そこでカナメは村の仲間に相談しました。「皆、ダンの治療が効かなくなった気がしないか?」村人たちはうなずき、口々に不満を漏らし始めました。「もう薬石効なし!なんとかダンを説得して、別の治療法を考えさせよう!」村人たちは一致団結し、ダンに新たな治療法を提案する決意をしました。
数日後、村人たちはダンを囲んで新しいアイデアを次々と出しました。「それなら、笑いの治療法はいかが?」と言ったのは村の陽気な女性、ユリ。「え?笑い?」と最初は驚くダンでしたが、村人たちの楽しそうな様子に心が動かされました。やがてダン自身も笑いの力を取り入れ、村全体が明るい雰囲気に包まれました。すると不思議なことに、村の病気は次第に治り、皆がリフレッシュすることができたのです。こうして、村人たちは「薬石効なし」でも、笑いの力でより健康に過ごすことができると知ったのでした。

