氷炭相容れず
ひょうたんあいいれず

意味

2024/10/5(土)

性質が真逆で、合わないこと。

あらすじ

氷と炭の宴

ある小さな村に、氷の精霊「フローズ」と、炭の精霊「スモーキー」が住んでいました。彼らは、お互いの性質がまったく異なることから、村の中で極端に対立していました。フローズは冷たさと清涼感をもたらし、スモーキーは熱と温かさを提供する。しかしそれが逆に、二人を引き裂く原因となっていたのです。

ある日、村の長老が集まり、二人の精霊に「和解の宴」を開こうと提案しました。村人たちは喜び、宴の準備を始めました。しかし、フローズはあまりの冷たさで宴の料理をアイスクリームに変え、スモーキーはその料理を煙で台無しにしました。結局、料理は一口食べただけで氷のまま硬く、炭の香りでむせ返る代物となり、村人たちは「もう少し温かさと冷たさが調和してくれれば」と嘆きました。

宴の中で、フローズとスモーキーはお互いを悪く言い合いました。「冷たい目で見るな!」とフローズが叫ぶと、「熱くなりすぎるな!」とスモーキーが返しました。周りの村人たちは、その様子を見て笑いながらも、実は二人の和解が難しいことを理解していました。そして、宴は次第にエスカレートし、フローズは冷凍ワインを作り、スモーキーは炭火焼の肉を用意しましたが、結局のところ、本当に仲良くなることは叶わないのです。

最終的に、宴はフーレスで締めくくられ、フローズは冷たさの中で居心地悪さを感じ、スモーキーは熱さにうんざりしました。「氷炭相容れず」とは、まさにこの二人にぴったりの言葉でした。村人たちは初めは期待を抱いていましたが、彼らが生み出したのは笑い話だけで、和解の場は無駄に終わってしまったのです。そして、宴の後、フローズとスモーキーはそれぞれ別の場所で己の性質を生かし、二度と交わることはありませんでした。


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