あらすじ
おせっかい焼きのおばあさん
昔々、ある小さな村に、みんなのおせっかいを焼くおばあさんが住んでいました。彼女の名前はおばあさんくりこ。くりこは村人たちの生活を監視し、すぐに気になることがあると口を出さずにはいられませんでした。「あの家の嫁さん、家事が下手ね」とか、「あの子、毎日遊んでばかりで勉強してないわ」と、彼女の観察眼は鋭く、むしろ村人たちのスキャンダルを楽しむかのようでした。
しかし、くりこ自身の生活はどうであったのでしょうか。彼女は自分の家がいつも散らかっていることや、料理があまり得意ではないことに気づいていませんでした。ある日、村の若者たちが集まって、彼女のことを話題にしました。「おばあさんくりこは、みんなの欠点を見つけるのが得意だね。でも、彼女自信の欠点には気づいてないよね」と、若者たちは笑っていました。彼らの言葉を耳にしたくりこは、「わたしのことを笑うなんて、あの子たち、まだまだ子供ね」と、これまた自分のことには触れずにいました。
月日が経ち、ある日のこと、村に大きな祭りがやって来ました。みんなが楽しみにしていた祭りでは、最も美味しい料理や最高のお菓子が競い合われます。くりこは、「私は村で一番の料理を作る!」と自信満々に言いましたが、実際には何を作るか全く考えていませんでした。慌てたくりこは、冷蔵庫の中に残っていた食材を掻き集め、なんとか料理を完成させました。
祭り当日、彼女が作った料理は見た目は悪くないものの、味は散々でした。他の料理と比べると、みんなが「それはちょっと…」と困惑するほどでした。結局、くりこは自分が他人の欠点を指摘していたことを反省し、次の祭りではしっかりと料理を練習することを約束しました。そして、村の若者たちもくりこの思いを理解し、彼女と一緒に料理を作ることになりました。こうして、彼女は少しずつ自分の欠点にも目を向けるようになり、村の人たちと共に成長していくこととなりました。













