鳴かぬ蛍が身を焦がす
なかぬほたるがみをこがす

意味

2024/10/5(土)

好いた惚れたとあからさまに言う人より、口に出して言わない人の方が心の中では深く思っているというたとえ。

あらすじ

蛍の恋とおしゃべりなカエル

ある静かな晩夏の夕暮れ、森の中では小さな蛍のホタルが一匹、ひっそりと光を放ちながら舞い上がっていた。彼女の名前は「ミオ」。彼女の心にはまだ言葉に出せない恋があった。それは、近くの池に住むカエルの「ケロタ」。彼は毎晩、仲間と楽しくおしゃべりをしながら、池の周りを跳ね回っていた。

ミオは、ケロタの楽しい声を聞くたびに心が躍ったが、彼に気持ちを伝える勇気が出なかった。昼間は、リリースの母親に「好きな人がいるんだ」と言うことをためらっていた。結局、何も言えずに、ひっそりと彼の傍にいることしかできなかった。彼女の心は、ケロタへの想いでたぎっていたが、それを口にすることはなかった。

そんなある晩、森の動物たちが集まって、お祭りを開くことになった。みんなが楽しい歌を歌い、踊り出す中、ミオは恥ずかしさで身を隠しながらも、遠くからケロタを見守っていた。すると、突然、ケロタが振り返り、大声で叫んだ。「今日は、好きな人に告白するんだ!」その言葉に、ミオの心は一瞬にして堪えきれないほど焼け付く思いでいっぱいになった。

ミオは思い切って、飛び出して言った。「私も、伝えたいことがあるの!」周りの動物たちが驚いてミオを見つめる中、ケロタも目を丸くした。彼女は、ケロタに告白し、その瞬間、自分の気持ちを伝えられた喜びで心が弾んだ。ケロタはニヤリと笑った。「実は、俺もお前のことが好きだったんだ!」二人は、夜空の星の下でついに心を通わせ、森全体が幸せで満たされるのだった。


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