八分は足らず、十分はこぼれる
はちぶはたらず、じゅうぶんはこぼれる

意味

2024/10/5(土)

欲をかきすぎるとかえって損をするので、程よいところで満足したほうがよいということ。

あらすじ

窮地の国王と賢い大臣

昔々、ある国に貪欲な国王がいました。彼は富と名声を追い求め、より多くの宝物を手に入れようと心を砕いていました。ある日、大臣が王に言いました。「陛下、八分の贅沢は満足をもたらしますが、十分を求めると全てを失います。どうか、ほどほどをお考えください。」しかし王は耳を傾けず、「私は全てを手に入れるつもりだ!」と叫びました。

国王は、一大事業として町の中央に金の塔を建てることを決意しました。力を合わせて塔を建設する作業が始まりましたが、贅沢さを追求するあまり、設計はどんどん壮大になっていきました。塔は高くなりすぎ、ついには崩れ落ちてしまいます。その瞬間、周囲の人々は驚き、国王の奢りがもたらした結末にため息をつきました。

国王の失脚を恐れた大臣は、再度国王に言いました。「陛下、八分足らずの塔でも十分な大きさだったのです。欲をかきすぎたため、全てを失いました。」その言葉に気づいた国王は、今までの自分の誤りを理解しました。「今後は、十分でなく八分の幸せで満足することにしよう」と国王は反省し、国や民を見つめ直しました。

国王は、自身の心を改めた後、国民と共に過ごす時間を大切にし、シンプルで幸せな生活を重んじるようになりました。人々は彼の変わりように驚き、王国は以前よりも活気に満ちるようになりました。かつての教訓「八分は足らず、十分はこぼれる」が王国に広まり、平和な日々が訪れたのでした。


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