小事に拘わりて大事を忘るな
しょうじにかかわりてだいじをわするな

意味

2024/10/5(土)

つまらぬ小事にかかずらって、本来の肝心な目的を忘れてはならないという戒め。

あらすじ

仕事の大掃除

ある会社には、毎年恒例の大掃除があった。社員たちは、社長から「小事に拘わりて大事を忘るな」と言われ、今年も意気揚々と掃除を始めた。しかし、掃除の本来の目的であるオフィスのクリーンアップは、次第に小さなことに気を取られる社員たちによって忘れ去られてしまった。

まず、人事部の田中さんが古い書類を整理していると、隅から出てきた十年前のチラシに目を奪われた。「これ、今の時代には必要ないんじゃない?」と仲間を呼び集め、そのチラシの可笑しさを議論し始める。その後、各自がそれぞれのチラシについて意見を述べ合い、どれが最もダサいかを決めるコンテストが始まってしまった。

経理部の鈴木さんは、紙クズの山から昔の領収書を引っ張り出し、「これは、もしかして還付金の証拠になるかも?」と大騒ぎ。彼がそれを掘り下げている間に、周りの社員たちはその話に夢中になり、今頃はどうでもいい過去の財務状況について熱心に議論を交わし始めた。

結局、業務用のデスク周りはホコリまみれになり、掃除どころか散らかり放題になってしまった。「小事に拘わりて大事を忘るな」という教訓は、まるで風に吹かれた落ち葉のように、無残に忘れ去られてしまった。こうして、気がついたときには、全社員が笑い転げ、オフィスはパーティの会場になっていたのである。


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