あらすじ
箸と棒の大騒動
ある静かな村に、赤鬼のタケルと青鬼のジロが住んでいました。二人はとても仲の良い友達で、毎日一緒に遊んでいました。しかし、ある日、村で行われた祭りでタケルは大きな間違いをしてしまいました。祭りのメインイベントである豆まきに、タケルが豆をまきすぎたところ、周りのお年寄りたちが怒り出してしまったのです。
怒ったお年寄りは「おのれ、タケルめ!箸を使って豆を投げるなんて、常識がなっていない!」と、タケルに向かって不満をぶつけました。タケルは、自分が悪いのに、その文句を受け流すことができず、ついに箸をとんでもない方向に投げてしまいました。そして、その箸は見事に村の大樹に引っかかってしまったのです。
すると、今度は周りにいた青鬼のジロが「何で俺が箸のせいで怒られなきゃいけないんだ!」と叫びました。彼もタケルのおこぼれで、なんの前触れもなく文句を言われたことに腹を立て、近くにあった棒をつかみあげて言います。「俺も棒を持って豆を投げたわけじゃないぞ!」こうして、タケルとジロはお互いに「箸に当たり棒に当たり」と、別の対象に当たり散らす大騒動に突入しました。
その時、村の皆は二人の姿を見て思わず笑ってしまいました。なんと、場面はコミカルなものになり、村人たちは二人のやり取りを見て、大爆笑。タケルとジロも徐々にその状況に気づき、自分たちの愚かさを認識しました。そして、二人はお互いの手を取り合い、「もうそんなことで怒るのはやめよう」と誓い合い、仲直りをしました。それ以来、村では「箸や棒に当たり散らすより、笑って仲直りが一番!」という教訓が生まれ、村人たちは幸せに暮らしました。









