柱には虫入るも鋤の柄には虫入らず
はしらにはむしいるもすきのえにはむしいらず

意味

2024/10/5(土)

よく働く者は心身が健全であるが、怠けている者は心身がむしばまれるということ。

あらすじ

村の働き者と怠け者

昔々、ある小さな村に二人の男が住んでいました。一人は「よく働く男」、もう一人は「怠け者の男」と呼ばれていました。働く男は毎日畑を耕し、美味しい野菜を育てて村人たちに喜ばれていました。一方、怠け者の男は日がなぼんやりと日向で寝転び、村人の働きぶりを眺めてばかりいました。

ある日、働く男は「もっと良い野菜を育てるために、新しい鋤が必要だ!」と決心し、村の鋤屋に向かいました。そこで新しい鋤を手に入れ、ますます畑の手入れに励みました。「この鋤があれば、もっと効率よく働ける!」と笑顔で言いました。その姿を見て、怠け者の男は心の中で焦りを感じ始めました。「働かずして、いいものを手に入れてみせる!」と思い立ち、鋤屋に行くことに。

怠け者は、働く男と同じ鋤を手に入れましたが、使うことはせず、またしても日向でぐうたら過ごしました。日々の時間が流れる中で、働く男は豊作を実現し、村は彼の野菜で活気づきました。しかし、怠け者の畑は何も実らず、虫たちが寄り添い、草が生い茂ってしまいました。彼の鋤は使われることもなく、無駄に朽ちていくばかりだったのです。

最後に、村人たちが怠け者の姿を見て、「柱には虫入るも鋤の柄には虫入らず」と言いました。その言葉を聞いた怠け者はハッと気付き、「素敵な野菜を育てるためには、まず自分が働かなければならないのか!」と反省しました。そして、彼は意を決して働く男の元へ走り、助けを求めたのです。二人は力を合わせることで、いつしか村全体が潤い、怠け者もまっとうな働き者へと変わっていったのでした。


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