進退これ谷まる
しんたいこれきわまる

意味

2024/10/5(土)

進むことも退くこともできず、どうすることもできない状態に陥ること。

あらすじ

進退これ谷まる

ある町に、いつも愛想が良く、皆から好かれているクリスという青年がいました。しかし、彼には一つだけ大きな秘密がありました。それは、彼が隣国の国王から借金をしていることで、日々返済のプレッシャーに追われていたのです。ある日、彼はとうとうその借金の返済期限が迫っていることに気づきました。

返済のためにクリスは、あらゆる手を尽くすことにしました。仕事を掛け持ちし、朝から晩まで働きづめでした。しかし、彼の努力にもかかわらず、借金はそれに見合うほど減ることはありませんでした。そんなある晩、彼は友人たちを集めて「一緒に遊ぼうぜ」と盛り上げましたが、心の中では「進退これ谷まる」の状態に陥っていました。

友人たちとの楽しい時間の中、クリスは冗談で「もし借金を帳消しにする方法があれば、僕は自分をサンドイッチにして、国王のところへ持っていくのに!」と笑いを取ります。友人たちは笑い転げましたが、彼の目はどこか虚ろでした。彼の心は「自分がサンドイッチになるのは、悪くないかも」とさえ思っていました。だが、もちろんそんなことは実現できません。

数日後、クリスは借金返済のための最後の手段として、国王のもとへ向かう決意をしました。彼は「覚悟を決めるしかない」と心に誓い、幽霊のように国王の城へと足を運びました。しかし、城に着くと、国王はクリスを見て不敵に笑い、「お前の借金、ただの冗談だと思っていたが、今はサンドイッチにして差し上げよう!」と豪快に言いました。クリスは「進退これ谷まる」の状況を実感し、サンドイッチになる運命を受け入れるしかないのでした。


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