堯の子堯ならず
ぎょうのこぎょうならず

意味

2024/10/5(土)

親は立派であっても、子は立派だとは限らないということ。

あらすじ

堯の子の逆襲

かつて、名君として名を馳せた堯の国に、堯の名をつけられた王子がいた。彼は父の栄光を受け継ぐべく、幼少のころから優れた教育を受け、賢明な指導者となることを期待されていた。だが、王子はまったくの無能で、国のことを一切学ぼうとしなかった。城の中では、食べて寝ることと遊ぶことしか頭になかった。

ある日、堯が王子に「お前は将来、国を治める者となるのだぞ」と言い聞かせると、王子は「だったら、なぜお父上のように賢い人間じゃないのよ」と返した。堯は言葉を失い、心の中で「堯の子堯ならず」という言葉の意味を噛みしめた。王子のこの一言は、名君としての父の苦悩を浮き彫りにしたのだった。

数年後、やがて国は崩壊の危機に瀕した。食料は枯渇し、隣国からは侵略の脅威が迫っていた。しかし、王子は依然として無関心で、城の中でゲームを楽しんでいた。堯が心配して「お前の代わりに私が魔法のような解決策を考えようか」と冗談めかして言った時、王子は「それなら本当に魔法で治してよ!」と笑い飛ばした。

じつは、王子の言葉の中には皮肉が込められていた。堯は結局、退位する羽目になり、王子はそのまま国家の首を絞め続けた。王子の無能ぶりは歴史に刻まれ、「堯の子堯ならず」という教訓を残すことになった。国民たちは、もはや王子を「無能王子」と呼び、堯の名を持つこと自体が恥となったのだった。皮肉にも、王子はその名の重さを全く理解できず、遊びに没頭する毎日を送った。


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