濡れぬ先こそ露をも厭え
ぬれぬさきこそつゆをもいとえ

意味

2024/10/5(土)

一度過ちを犯すと、もっとひどいことでも平然とやるようになるということ。

あらすじ

濡れぬ先こそ露をも厭え

昔々、小さな村に住むバカ息子のタロウは、いつも遊び惚けてばかりいました。村人たちは彼が未来に失敗するのではないかと心配していましたが、タロウはその心配をよそに、今日も友達と遊ぶことに夢中でした。彼が会ったのは、普段は大人しいウサギのピョン太。タロウはピョン太に「ちょっと高い場所に登って、青い空を見てみよう!」と提案しました。

ピョン太は少し不安でしたが、タロウの楽しそうな声に惹かれてしまいます。2匹は一緒に丘の上の大きな木に向かいました。タロウは高いところに登ることが楽しいと感じ、「もっと高く登ろう!」と叫びました。しかし、その時、足元の枝が折れ、タロウは思わず滑り落ちてしまいました。そして、木から落ちた勢いで地面にドスンと着地しましたが、不思議なことに無傷でした。

驚いたタロウは「これならまだまだ高く登れる!」とさらに木に戻ることにしました。彼はその度に少しずつ高い場所へと挑戦し、最初はしぶっていたピョン太も、タロウの冒険心に飲み込まれ、一緒に高い場所を目指しました。だが、タロウが木の一番上に到達した時、ついに彼の注意が散漫になり、バランスを崩してまたしても落下してしまいました。

それでも、今度は木に登ること自体が楽しくなってしまったタロウは、「こんなこと何度でもできる!」と自信満々に言ったのです。実際に、落ち続けることに慣れ始めた彼は、全く恐れを感じなくなってしまい、他の村人たちは「濡れぬ先こそ露をも厭え」ということわざが頭をよぎりました。タロウはいつの間にか、遊びの中で冒険の楽しみ方を見出してしまったのです。そして、彼は高い木の上で新たな友情を育むこととなったのでした。


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