動かぬ石の下に水は流れない
うごかぬいしのしたにみずはながれない

意味

2024/10/5(土)

自分から行動しないと何も得られるものはない。

あらすじ

動かぬ石の下に水は流れない

昔々、ある小さな村に「石男」と呼ばれる男が住んでいました。石男は自分の家の前に大きな石を置き、その石の下で毎日ゴロゴロしていました。村の人々は彼を不思議な目で見ていましたが、石男は「動かぬ石の下に水は流れない」と言いながら、動くことを拒否していました。

ある日、村に水不足が襲いかかりました。村人たちは必死に井戸を掘ったり、小川から水を引こうとしましたが、思うようにはいきません。そんなとき、好奇心旺盛な子供たちが石男に近づきました。「石男、君は何をしているの?」と尋ねると、石男はしっかりとした返事をしました。「この石の下には、流れる水があるはずだ。だから、動かないことが大事だ!」

子供たちはその言葉を信じ、村中に広めました。村の中で最も信じられない人物が、実は水の源だという噂がたちまち広がり、村人たちは石男を神格化しました。石の下に水が流れていると信じ、誰もがそこに金色の壺で水を汲みに行くようになったのです。

しかし、数ヶ月後、村人たちは真実に気づきました。石の下には何も流れていなかったのです。挙句、村人たちは石男を責め立て、彼の動かなかった過去を笑い飛ばしました。結局、村は水不足で滅びてしまいましたが、石男だけはその石の下で無邪気にニヤニヤしていました。「動かぬ石の下に水は流れない、でも動かぬ石の下で皆が集まるなら、俺は一番の人気者だ!」と彼は思ったのです。


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