佚を以て労を待つ
いつをもってろうをまつ

意味

2024/10/5(土)

自分のほうはゆったりと構えていて、遠くから攻めて来る敵の疲れに乗じて迎え討つということ。これが有利に戦う方法であるということ。

あらすじ

不思議な村の静かな戦い

昔々、遠い山々に囲まれた小さな村がありました。この村は「静村」と呼ばれ、村人たちは日々の生活を穏やかに送りながら、外界との接触を最小限にしていました。しかし、静村の周りには恐ろしい山賊が潜んでおり、村人たちはいつ襲われるかと常に恐れていました。

ある日、村の長老が集まり、「佚を以て労を待つ」ということわざを思い出しました。彼らはこの教えを元に、山賊が来るのをじっと待つことに決めました。長老たちは村人たちに、普段の生活を続けながらも、山賊が疲れるのを観察することを命じました。村には素朴な食材が豊富にあり、村人たちは少しずつ山賊に与える餌を用意することにしました。

日々が過ぎていく中で、山賊たちは静村への道を行ったり来たりし、村人たちを見つけることはありませんでした。村人たちは彼らを気にせず、田畑で作業を続け、時折、山賊たちにおいしい食事を振る舞っていました。山賊たちは次第に村への攻撃をためらうようになり、村人たちの優しさに疲労感を感じることになったのです。

しかし、ある日、山賊の頭目が「これ以上やられてはならん」と決意し、最後の襲撃を行うことを決めました。村人たちは長老の教えを思い出し、山賊たちが疲れ切ったところで一斉に反撃。驚くべき力と一致団結した行動で、村は山賊たちを撃退しました。静村はその後、長い間、穏やかに栄え続け、「佚を以て労を待つ」の知恵が村の誇りとして語り継がれました。


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