千里も一里
せんりもいちり

意味

2024/10/5(土)

相手への思慕の念が強くあれば、遠い道のりが少しも苦にならないこと。

あらすじ

遠い旅路と小さな願い

昔々、山深い村に住む少女、ユイがいました。彼女は小さな家族と共に平穏な日々を過ごしていましたが、心の奥には一つの夢がありました。それは、遥か彼方に住む兄を再会すること。兄は村を出て、都会で働いているのです。ユイは、兄に会うための旅を決意しました。

彼女は、一足先に母から聞いた古いことわざ「千里も一里」を思い出しました。この言葉は、どんなに遠くても大切な人に会いたいという思いがあれば、道のりは苦ではないという意味を持っていました。ユイは、兄を想う気持ちを胸に秘め、一歩ずつ旅を始めました。緑に包まれた山道を歩きながら、彼女は兄の優しい声や笑顔を想い描いて励まされました。

旅の途中、ユイは不思議な光景に出会いました。天空から降り注ぐ光の中で、ハート型の雲が現れ、彼女の目の前に舞い降りてきました。雲の中から声が聞こえ、「あなたの思いが強ければ、道は開かれるだろう」と告げました。ユイはその言葉を信じ、さらに力を込めて兄との再会を願いました。すると、奇跡のように草原の道が目の前に広がり、彼女の心は今まで以上に温かく満たされました。

何日も旅を続けた後、ついにユイは都会の街にたどり着きました。高層ビルの間を歩くと、彼女は一際大きな笑い声を聞きました。それはまさに兄の声でした。喜びに満ちたユイはその声を追いかけ、ついに兄の元にたどり着きました。兄は彼女を抱きしめ、「千里も一里、お前の思いが届いたんだな」と微笑みました。彼女は自分の旅を振り返り、どんなに遠くとも、思いがあれば辿り着けることを実感したのでした。


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