瀬を踏んで淵を知る
せをふんでふちをしる

意味

2024/10/5(土)

浅瀬を渡りながら川の水深を測り、深い危ない淵の場所を知る意で、前もって試してみて危険なところを知ることのたとえ。

あらすじ

瀬を踏んで淵を知る

ある静かな村に、エミという16歳の少女が住んでいました。彼女は冒険心に満ちた性格で、周りの子供たちと一緒に川で遊ぶのが大好きでした。しかし、村の人々はその川の奥に潜む危険について多くの警告をしていました。「深い淵があるから、決して近づいてはいけない」と。エミはその言葉を心に留めながらも、冒険への誘惑に抗えませんでした。

ある日のこと、エミは友達と一緒に川を渡ることに決めました。「浅いところを渡れば、深い淵のことなんてわかるかもしれない」と、エミは心の中で考えました。彼女たちは、まずは浅瀬を選んで渡り始めました。水はひんやりとして心地よく、エミの心は高揚していました。しかし、ふと気づくと、彼女たちの目の前には大きな岩が立ちはだかり、その岩を越えた先には暗い影が見えました。

「ここから先には進まないほうがいいかもしれない」と、友達の一人が言いました。しかしエミは、好奇心に勝てず、岩を越えて先へ進むことを決意しました。身を乗り出して川の水面を覗き込むと、そこには想像を超えた光景が広がっていました。まるで夢のような水中の世界、色とりどりの魚たちが群れを成して泳ぎ、奇妙な植物が優雅に揺れています。しかし、彼女はすぐにその美しさの裏に潜む危険を感じました。水は次第に深くなり、恐ろしいことに、底が見えないほどでした。

エミは一瞬ひるみましたが、すかさず彼女は「瀬を踏んで淵を知る」ということわざを思い出しました。この経験が、彼女に何か大切な教訓を与えしてくれることを信じて、勇気を振り絞りました。彼女は浅瀬を戻り、友達に深い淵のことを伝えました。その日以来、村の子供たちは俄然注意深く、川の近くで遊ぶ時はその教訓を心に留め、未だ見ぬ未知の世界を楽しむ時には必ず知恵を絞ることを誓ったのでした。


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