拱手傍観
きょうしゅぼうかん

意味

2024/10/5(土)

そばで眺めているだけで何も手出しをしないこと。

あらすじ

拱手傍観の王国

昔々、遠い国に「拱手傍観王国」という不思議な国がありました。国民は皆、何事にもあまり関与せず、ただ眺めていることが大好きでした。王さま自身も、大事な国事や戦争の知らせがあっても、ただ椅子に腰掛けて眺めているだけ。周りの人々は「王さまは賢い! 私たちもこのままでいい」と思い込んでいました。

ある日、国の外からやってきた一人の旅人が、これを見て驚きました。「こんな国では平和が訪れないのでは?」と心配した旅人は、王さまに助言をしました。「国が危機に瀕しているときは、手を伸ばすことが大切です!」すると王さまは、じっくり考え込みました。ただ、彼の考えは「手を伸ばしても、結局どこかへ観に行くだけだな」というものでした。

旅人は愚痴をこぼしながら、周囲を見渡しました。すると、国民たちが面白おかしくバザールでのんびりと過ごしている様子を目にします。その光景に逆に心が和み、旅人は考えを改めました。「まぁ、こういう生き方も悪くないかもしれない」と思うようになったのです。彼も国民と一緒に楽しむ姿勢にシフトしたのです。

ところが、ある日、国の近くで大きな火事が起こりました。すると、国民はみんなで手を取り合い、火を消そうと奮闘しました。王さまも最初は驚いたものの、次第に彼も一緒に行動することにしました。その日、王国の人々は初めて「拱手傍観」から「協力」の大切さを学んだのです。彼らは、手を伸ばし、共に助け合うことで、本当の平和を築けることを知ったのでした。


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