土一升に金一升
つちいっしょうにかねいっしょう

意味

2024/10/5(土)

その土地の、土一升の値段が一升の金に匹敵するということで、土地の価格が極端に高いことのたとえ。

あらすじ

土一升に金一升

昔々、ある小さな村にトンチンという名の男が住んでいました。トンチンは非常に貧しい農夫でしたが、彼の心はいつも明るく、村の人々を笑わせることが得意でした。ある日、村に新しい商人がやってきて、土地がいかに高騰しているかを自慢し始めました。彼はトンチンに言いました。「お前の畑は金のように価値があるんだ!土一升に金一升、だな!」

トンチンはニヤリと笑い、商人にこう返しました。「そうだ、商人さん。なら、ぜひこの畑を買ってくれ。金一升で土一升の価値があるなら、俺の畑は一体いくらになるんだ?」商人は自信満々に、畑の面積を計算し始めました。「これは大金だ!お前は夢のような生活ができるぞ!」と、大げさに話しました。

しかし、トンチンは商人の熱心さを利用することに決めました。彼は村の人々を集め、商人が自分の畑を金で買おうとしていると話しました。村の人々は興味津々で耳を傾け、やがて大騒ぎになりました。そこでトンチンは、商人に「土一升の値段を金一升と認めたら、すべての村人に私の畑で取れた作物を配る約束をしろ!」と交渉します。

結局、商人は村の名を汚したくないと思い、トンチンに金一升を支払い、土一升分の畑を手に入れる契約を結びました。その日から、トンチンの畑は村の名物となり、農作物が一杯取れることで村は栄え、みんなが幸せに暮らしました。商人も被害者となったものの、村人たちの笑い声に少し胸を撫で下ろしていました。トンチンの「土一升に金一升」の冗談の功績は、村の永遠の伝説となったのです。


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