義を見て為ざるは勇なきなり
ぎをみてせざるはゆうなきなり

意味

2024/10/5(土)

人として当然行うべき道を知りながら実行しないのは、その人に勇気がないからであるという戒め。

あらすじ

勇気のない町

昔々、ある小さな町に「勇気のない町」と呼ばれる場所がありました。この町の人々は、いつも自分の利益や安全を優先し、他の人のために行動することをためらっていました。彼らは心の底では助けるべきことが分かっていても、いつもその勇気を振り絞ることができずにいました。

ある日、町に住む青年のハルは、町外れの森で迷っていた小さな子供を見つけました。子供は涙を流し、家に帰れないと訴えていました。周りの人々は何も言わず、ただ見ているだけ。しかし、ハルは心の中で「自分が助けるべきだ」と思いました。だが、町の人々が勇気がないのを見て、自分もその一人になってしまうかもしれないという恐れにかられ、その場を立ち去ろうとしました。

ふと一瞬、ハルはことわざ「義を見て為ざるは勇なきなり」の言葉が頭をよぎりました。もし自分が何もしなければ、子供はどうなるのだろう?その瞬間、彼は決意を固め、再び子供のもとへ戻りました。「大丈夫、一緒に家に帰ろう」ハルは手を差し伸べました。子供は嬉しそうにその手を取って、ふたりは町へ向かって歩き出しました。

町に着くと、人々はその光景を見て驚きました。長年「義を見て為ざる者」だった彼らは、ハルの勇気に心を動かされ、次第に勇気を持って行動することの大切さに気づきました。こうして、勇気のない町は、少しずつ勇気を持つ町へと変わっていったのです。そして小さな子供のファーストステップが、町全体を大きく変革させるきっかけとなりました。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.