縁の切れ目は子で繫ぐ
えんのきれめはこでつなぐ

意味

2024/10/5(土)

夫婦の関係が悪くなり分かれそうになっても、子供の存在が縁をつなぎとめるということ。

あらすじ

夫婦の小さな絆

ある町に住む太郎と花子は、長年の夫婦であった。初めは愛し合っていた二人も、年月が経つにつれて互いの意見の食い違いや、生活の疲れから次第に口をきかなくなっていた。そんなある日、小さな息子の亮が学校から帰ってくると、二人は彼を中心に小さな家族会議を開くことにした。亮は元気に議題を提案したが、両親はシーンと静まり返った。

亮は少し考えてから、両親に「何で喧嘩するの?」と無邪気に尋ねた。太郎と花子はその言葉に心を打たれ、お互いの意見を交わすことができなかった理由を考え始めた。太郎は「仕事が忙しくて…」と口を開いたが、すぐに言葉が詰まってしまい、花子も「私は家事で手がいっぱいだから…」と続けることができなかった。

亮は、自分が両親の仲を取り持つために何ができるか思案し、サプライズディナーを計画した。ある晩、亮は自分が作った得意のスパゲッティをテーブルに並べ、二人を呼んだ。普段は無関心だった二人が、息子の努力を前に和解の兆しを見せ始めた。「これ、美味しいね」と太郎が微笑むと、花子も「本当だ、亮はすごいね」と応じた。

この小さな食卓を囲むことで、太郎と花子の心の距離は少しずつ縮まっていった。亮のおかげで、愛情を再確認することができたことを二人は実感した。「縁の切れ目は子で繫ぐ」ということわざが如実に表れる瞬間だった。家族の愛が再び芽生え、三人は新たなスタートを切ることができたのだった。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.