疑わしきは被告人の利益に
うたがわしきはひこくにんのりえきに

意味

2024/10/5(土)

推定無罪の原則。「疑わしきは罰せず。」とも

あらすじ

ある町の裁判

ある小さな町で、悪名高い裁判官の小原がいた。彼の判断基準は「疑わしきは被告人の利益に」だったが、その意味を履き違えた彼は、実際にはどんな明白な証拠があろうとも、被告人を優遇することで知られていた。彼の裁判はいつも冗談のようなもので、町の人々はそれを観客席で見守ることが日常となっていた。

その日、強盗犯の鈴木が裁判にかけられることになった。鈴木は自宅で食事をしている時に、目の前で銀行が襲われているのを見ていただけだった。しかし、小原裁判官は、彼の食べていた刺身の骨が事件に関与しているかもしれないと考え、「よって、揺れる証拠を持つ被告人に利益を与える」と宣言した。町の人々は笑いをこらえきれず、最前列から拍手が送られた。

鈴木はすっかり戸惑ったが、裁判が進むにつれて有利な方向に進んでいくのを感じていた。小原裁判官は、証人として現れた警察官の証言が少しでも曖昧だと、なんでもありの理由で彼を無罪放免にする方針を貫いた。最終的には、彼の無実を証明するために、なんと鈴木の猫が証人として呼び出されることになった。猫がおとなしくしていることだけで無罪判決が下るのか?町の人々は嘲笑しながら傍聴した。

こうして鈴木は晴れて無罪となり、町中から祝福されることになった。しかし、ブラックユーモアが好きな町の住民たちは、今後は強盗をする際、必ず猫を連れて行くことに決めた。裁判所は笑いの絶えない場所となり、「疑わしきは被告人の利益に」という奇妙なことわざが、町の新たなモットーとして浸透していった。これが、この町にとっての新たな「法の下の平和」だった。


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