あらすじ
糠の中にもひょっこり
むかしむかし、小さな村に住むおじいさんがいました。おじいさんは毎日、田んぼから採れた米を精米していました。でも、忙しい日々の中で、ついつい糠が混ざってしまうことがありました。ある日、一緒に暮らす孫の太郎が「おじいさん、糠の中にもいい物が隠れているかもしれないよ!」と言いました。
おじいさんはそれを聞いて、「では、糠の中を探してみよう」と決心しました。太郎と一緒に一日に何度も糠を掻き分けながら、さまざまな物を見つけ出しました。小さな石や古いボタン、さらには色とりどりの羽根まで。太郎はおじいさんと笑いながら、まるで宝探しをしているかのようでした。
しばらくして、太郎が大きな糠の山の中で何か光る物を見つけました。「おじいさん、見て!これはなんだろう?」と叫びました。おじいさんが近寄ってみると、それはなんと昔のお金、銀貨でした!おじいさんも目を輝かせ、「糠の中にも時々は良い物が隠れているのだな」と嬉しさを噛みしめました。
村で知れ渡ると、その噂が広まり、たくさんの人たちが糠を掻きにやってきました。みんなもまた、「糠の中にも粉米」ように、探し求める楽しさを感じることができると知り、村は笑顔で溢れました。おじいさんと太郎はこの出来事を通じて、ほんの小さなことからでも、驚きと喜びが生まれることを学びました。糠の中の小さな発見が、村全体を変えるきっかけになったのです。
