あらすじ
山道の笛と恋の行方
ある静かな山村では、若者たちが恋心を胸に秘めて、夜な夜な山道を散策していた。牧童の太郎は、同じ村の美しい少女、花子に恋をしていた。彼女に思いを寄せていた太郎は、草笛を手に取り、彼女に向けて甘いメロディを奏でることにした。ところが、彼の草笛はいつも調子外れで、村の猫さえも耳を塞ぐほどだった。
ある晩、太郎が草笛を吹いていると、近くの墓地からおかしな声が聞こえてきた。「やめてくれ、その旋律は私の霊魂をも狂わせる」と、死者の声が響く。太郎はびっくりして笛を置いたが、思いを伝えるための手段を失い、ますます花子への思いは高まるばかり。そこで、彼は大胆な発想を思いついた。墓地から全ての幽霊を集めて、彼らに自分の笛を教え込んでもらおうと決心した。
まさかのお願いを引き受けた幽霊たちは、最初は戸惑ったが、太郎の真剣な姿に心を動かされ、彼に特訓を始めた。霊たちの導きにより、太郎の演奏は徐々に上達していった。ついに、村の人々までがその美しい音色に酔いしれて、彼の名は広まり、広まり、さらには死者たちの応援もあって恋も実る!と思いきや、次に待ち受けていた運命は、彼の草笛を手放せない少女たちに囚われるというものだった。
花子がとても気に入ったのか、彼女は太郎を草笛の名手として崇め立て、彼の周囲には他の恋する少女たちが群がる。太郎は喜びのあまり、草笛を手放すことができない。そして、幸せなはずの彼の周りでは、恋のバトルが繰り広げられ、彼はその中心で困惑する日々を送ることに。結局、彼の草笛が山道の幽霊たちを呼び寄せたことにより、恋のジレンマに巻き込まれ、笛のメロディは彼の心をもカオスに変えてしまったのだった。



