命あっての物種
いのちあってのものだね

意味

2024/10/5(土)

物種とは物の根元となるもののこと。何事も命あってのこと、命がなくなればすべておしまい、ということ。

あらすじ

ある小さな村には、人々が絶大な富を求めて危険な宝探しに挑んでいた。村の広場には、「命あっての物種」という掲示板が立てられ、村人たちはそれを毎日見ては無視していた。そして、彼らの欲望は日に日に膨れ上がり、ついには禁断の山へと足を踏み入れることにした。

ある夜、闇に包まれた山で宝探しをしていた一行は、深い洞窟を見つける。壁には古代の文字が刻まれており、「命を交換すれば富が得られる」といった意味のことが書かれていた。しかし、みんなはその警告を鼻で笑いながら、洞窟の奥へと進んでいった。恐れずに進む彼らが目にしたのは、輝く金塊と宝石の山だった。

目の前の財宝に目を奪われた村人たちは、すぐに宝を手に入れることを決めた。しかし、彼らが一つを手にすると、その瞬間、仲間のうちの一人が奇妙な声を上げた。「僕の心臓が…!」次の瞬間、彼は崩れ落ち、命を奪われた。その場にいた他の仲間たちは恐怖に駆られ、次々と富を求めることを中止したが、もう遅かった。

結局、無惨な結末に気づいた村人たちは、生き残ったメンバーで重い心を抱えながら洞窟を後にした。「命あっての物種だ」と呟きながら、彼らはもう二度と宝には手を出さないことを誓った。だが、村に戻ると、その教訓もすぐに忘れ去られてしまい、掲示板の文字は再び無視されることとなる。それでも、命を懸けた欲望の代償が、彼らの魂に深い傷を残していることは疑いようもなかった。


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