玉琢かざれば器を成さず
たまみがかざればきをなさず

意味

2024/10/5(土)

玉の原石も、加工し磨いてはじめて宝器とすることができるように、どんなによい素質をもって生まれついても、学問、修養を積む努力をしなければ有用な人物にはなれないというたとえ。

あらすじ

ある町に、異常に美しい宝石の原石が見つかりました。その名は「ルビー・アリス」。町の人々はこの原石がどれだけ価値があるかに夢中になり、その美しさを称賛しました。しかし、実際にはこのルビーはただの原石で、何も加工されていませんでした。町の宝石商は「磨かれれば必ず美しさが増す」と言い張り、そのまま町の中心に飾ることにしました。

日が経つにつれ、町の人々は「ルビー・アリス」が磨かれることを期待し、町全体がその幻想に酔いしれていました。お金を使って、磨くための特訓を始めたり、さまざまな最新の機器をそろえたりしました。しかし、肝心の磨き手はまったくの素人。この原石を大金を使って鍛えていく過程は、まるで壮大なコメディのようでした。まさに「磨こうにも磨けない」状態が続きます。

ある日、がっかりした町の住人たちは、元々の「ルビー・アリス」の美しさを疑い始めました。見慣れてしまった原石の姿に、少しずつ飽きがきてしまったのです。ついには、怖がった子どもたちまでが「ルビー・アリスは魔物だ!」と騒ぎ立て、町中で恐れられる存在となってしまいました。試しに目隠しをしてその原石を磨く真似事をしてみると、もちろん意味もなく、下手なダンスを披露するしかありません。

結局、住人たちは自らを慰めるために、毎晩集まり「ルビー・アリス」にちなんだ恐ろしい話を語り合うことになりました。この風習は町の伝説として燦然と輝き、教訓を得た住民たちは「磨かなければ磨かれない、取り柄はただの原石」とみんなで声を合わせるようになったのです。しかし、その教訓も結局は「磨くのを忘れた笑い話」という、ブラックユーモアの象徴になってしまったのでした。


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