何れ菖蒲
いずれあやめ

意味

2024/10/5(土)

どれがあやめかわからない。どれも優れていて選択に困ることをいう。ぬえ退治の褒美として源頼政が菖蒲前という美女を賜ることになったとき、十二人の美女の中から見つけ出すように言われ、選びかねて詠んだ「五月雨に沢べのまこも水たえていづれあやめと引きぞわづらふ」という歌による。

あらすじ

何れ菖蒲の村

昔々、ある村に「何れ菖蒲の村」と呼ばれるところがありました。この村には、十二人の美しい女性たちが住んでいました。彼女たちはそれぞれ異なる才能や美しさを持ち、村人たちはその様子を見て、誰が一番優れているのかと議論を交わしていました。

ある日、村の長老は村の繁栄を願い、「最も優れた女性を選ぶ祭りを開こう」と提案しました。村人たちは拍手喝采で賛成し、盛大な祭りが開催されることになりました。日が近づくにつれ、村の人々は自分の好きな女性を選ぼうと躍起になりましたが、いざ順位をつけようとすると、誰を選ぶべきか全く決まりませんでした。

祭りの日、村人たちは一堂に会し、十二人の女性たちが舞台に立ちました。それぞれが自己PRをし、美しい衣装を身にまとい、手を伸ばして舞い踊る姿に、村人たちは目を奪われました。村人たちは「これこそが美だ」「いや、こちらが最高だ」と口々に叫びましたが、結局、誰も満足することができませんでした。

そこで、長老は「何れ菖蒲」と呟き、悩む村人たちを見て笑いました。「優れたものを選ぶことはできても、その中のどれが本当に優れているかは、自分の心で感じるべきなのだ」と教えてくれました。村人たちはそれを聞いて、選択に困った心がほぐれ、結局どの女性も「良いものである」ということに気づくのでした。それ以来、村では誰もが互いの美しさを認め合い、平和に暮らすようになったのです。


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