煮ても焼いても食えない
にてもやいてもくえない

意味

2024/10/8(火)

手に負えず、どうしようもないこと。

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あらすじ

煮ても焼いても食えない男

ある村に、一見普通に見えるが、何事にも全く手をつけない男が住んでいました。村人たちは彼を「タダシ」と呼び、彼の存在を笑い物にしていました。タダシは毎日畑に行くものの、畑の世話は一切せず、ただぼんやりと空を見上げているだけ。彼が食べるのは近くの川で捕まえた魚や、村人からもらった食べ物。それも、時には腐ってしまったものもありました。

ある日、村人たちはタダシの様子に堪忍袋の緒が切れ、彼に「まずは畑を耕せ!」と強く注意しました。しかし、タダシは「別に腹は減ってないから、やりたくないよ」と答えました。村人たちは呆れ果て、「それでは、将来どうするつもりだ?」と問い詰めました。タダシはにやりと笑い、「煮ても焼いても食えない男は、何も食べる必要がない」と言って去って行ったのです。

数ヶ月後、村は飢饉に見舞われ、食糧不足が深刻化しました。村人たちは必死に助け合いましたが、タダシは相変わらずどうでも良さそうに町の隅で無抵抗に座っていました。村人たちが一生懸命働いている姿を見て、タダシは未だに畑を耕すことなく、無為に時間を過ごしていました。その様子は村人たちの怒りをさらに煽りました。

結局、飢饉が続く中、タダシは村の人々から完全に見放されることになりました。その後、他の村へと移り住み、再び「煮ても焼いても食えない」と言われ続けることになるのです。タダシの話は、無責任な生き方が最後には自分に返ってくるという教訓を、村人たちに強く印象づけることとなったのでした。


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