聞けば聞き腹
きけばききばら

意味

2024/10/5(土)

聞かなければ平気であるけれど、聞いてしまうと腹だたしくなること。

あらすじ

聞けば聞き腹の村

昔々、ある小さな村に「聞けば聞き腹」という言葉が流行していました。この村では、誰もが他人の噂をするのが大好きでした。しかし、噂を聞いてしまうと、腹が立つことが多かったため、村人たちは口を閉ざすことに決めました。噂になっていると知っていることは内緒にするのが、この村の掟となったのです。

ところが、ある日、村に新しく引っ越してきた猫のオリバーは、噂話に興味津々でした。オリバーは村の人々に、「何か面白いことを教えて!」と頼みました。しかし、村人たちは「私は何も知らない」と言って、オリバーを無視しました。彼はその様子にますます興味を持ち、「きっと何か大きな秘密があるに違いない」と思いました。

ある晩、オリバーは村の広場で遊んでいると、村の長老マルクスがうっかり噂話を始めました。「あの新しい猫、きっと村の宝物を狙っているに違いない」と言った途端、村人たちは口を閉ざしました。その瞬間、興味津々に聞いていたオリバーは思わず体が震え、「何? 宝物があるの?」と大声で聞いてしまいました。他の村人たちは一瞬、驚いて彼を見つめましたが、その後すぐに皆が憤慨しました。

その日以来、村人たちはオリバーを距離を置くようになりました。オリバーは「聞けば聞き腹」の恐ろしさを学びました。しかし、それでも彼は噂話に興味が尽きず、最後には自ら噂話を作り出すことで、村人たちみんなを楽しませることになりました。こうして、オリバーは村で一番の人気者になりましたが、村人たちは絶対に「聞かなければ平気」という教訓を忘れないことに決めました。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.