良薬は口に苦し
りょうやくはくちににがし

意味

2024/10/5(土)

病気によく効く良薬は苦いものだということから、自分のためになる他人の忠告は聞くのが不快だというたとえ。

あらすじ

ある村に、いつも陽気で笑顔を絶やさない青年、たろうが住んでいました。彼は村人たちの人気者で、どんな時でも楽しさを見つける天才でした。しかし、たろうには悩みがありました。実は、彼の特技は料理でありながら、まったく味付けができなかったのです。いつも彼の料理は不思議な味で、村人たちは困惑することもしばしばでした。

ある日、たろうは村のおばあさんから「良薬は口に苦し」という言葉を耳にしました。何か良い料理のレシピを与えてもらえるのではと考えた彼は、おばあさんに相談しました。するとおばあさんは、彼に「良薬」のような苦いハーブを使ったスープの作り方を教えてくれました。彼はそのレシピを聞いた瞬間、心の中で「これは美味しいに違いない!」と期待しました。

しかし、作ってみるとそのハーブは想像以上に苦く、たろうは一口飲んだだけで顔をしかめてしまいました。それでも、彼の楽観的な性格は揺らぐことなく、「これは新しいみんなを驚かせるチャンスだ!」と考えました。そこで、たろうは村人たちを集めて試食会を開くことにしました。

村人たちは、スープを一口飲んで驚きました。その妙に苦い味は、彼らが経験したことのない味でしたが、面白がって笑い合いながら食べているうちに、次第にその独特な風味が受け入れられていきました。結局、たろうの料理は話題となり、村の名物料理にさえなりました。「良薬は口に苦し」とはまさにこのことだと、村人たちは笑顔で言い合いました。たろうは、自分の料理を通して、苦味が実は新たな楽しみをもたらすこともあると知ったのでした。


関連


寓話

物語

関連

© 2025 新解釈物語 | All Rights Reserved.