あらすじ
よい仲の小いさかい
ある晴れた日の午後、小さな町の公園で、友達の太郎と花子はお弁当を一緒に食べることにしました。二人は幼なじみで、まるで兄妹のように仲が良く、何から何まで一緒に過ごしていました。そんな彼らの特技は、お互いをからかい合うこと。軽口を叩きながら食べるお弁当は、いつもとても美味しかったのです。
この日のテーマは「お弁当の具競争」。どちらが美味しい具を作ったかを競い合うことにしました。太郎は鮭の塩焼きと卵焼きを入れ、花子は煮物と甘い卯の花を作りました。花子は、自分のお弁当が絶対に勝つと思い込み、「太郎のは味が薄くて物足りないよ!」と挑発しました。それに対抗する形で、太郎は「花子のはおばあちゃんの味すぎて、若者には受けないかもね!」と笑いながら反撃しました。
そんなやり取りの中、突然、花子が太郎のお弁当を手に取って味見をし始めました。「なんだこれ、少し塩分多いんじゃない?」と挑発するように言います。太郎は怒って「お前のはただの甘ったるい味だぞ!」と返しました。この小さな言い合いは、周囲の人々の笑いを誘い、どんどん盛り上がっていきました。
やがて、その騒ぎに気付いた友達の健太がやってきて、「またやってるのか!こんなに仲がいいのに、どうしてそんなに小さいことで言い争うの?」と笑いながら言いました。二人はお互いを見つめ、一瞬沈黙。やがて同時に笑い出し、「そうだね、仲が良いからこそ、ちょっとした喧嘩があるんだよ!」と声をそろえました。こうして彼らは、仲の良さを再確認し、笑顔でお弁当を楽しみました。確かに、「よい仲の小いさかい」があっても、お互いを思いやる心は変わらないのです。


