漁夫の利
ぎょふのり

意味

2024/10/5(土)

当事者同士が互いに争っているすきに、第三者が利益を横取りするたとえ。

あらすじ

漁夫の利を狙う町の怪猫

あるところに、漁師の町「魚村」がありました。魚村では、漁師たちが日々、海で魚を獲るために競い合っていました。村の人々は、漁師たちの争いを見物しながら、彼らの漁獲量がどれくらいかを楽しみにしていました。

ある日、魚村に不思議な猫が現れました。その猫は、大きな体に黒い毛並み、そして目が緑色に光る美しい姿をしていました。村人たちはその猫に「タロウ」と名づけ、この猫は漁師たちが争っている間に、水中で簡単に魚を捕まえることができる特別な能力を持ち合わせていることを知りました。しかし、彼はその能力を秘密にしていました。

漁師たちは、タロウと共に漁に出ることを競い合い、時には互いに邪魔をしたり、罵り合ったりしました。その間にタロウは、彼らが争っているすきにこっそりと魚を捕まえていました。タロウは、その日ごとに魚を山ほど持ち帰り、村人たちを楽しませました。しかし、漁師たちはその異変に気づくことができず、タロウの存在をただの猫だと思い込んでいました。

ある日、漁師の一人がタロウの秘密を知ってしまいました。驚くべき能力を持つ猫がいることで、自分たちの漁獲が減少していると感じた漁師たちは結束し、タロウを捕まえる計画を立てました。しかし、タロウには逃げる術があり、彼は水中で自由自在に泳いで逃げることができました。結局、漁師たちは自らの争いに夢中になり、彼の利を逃す結果となったのです。

その後、タロウはこっそりと魚村の海で大きな魚を捕まえ続け、漁師たちが争う姿を見て、思わずニヤリと笑うのでした。漁師たちが自分たちの利益ばかりを追求しているうちに、第三者であるタロウは静かにその利を手に入れることに成功していたのです。そして、村に暮らす人々はタロウを「幸運の使者」として崇め、彼がもたらす豊作に感謝するのでした。


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