目で目は見えぬ
めでめはみえぬ

意味

2024/10/5(土)

自分の目で自分の目を直接見ることは不可能ということから、優れた人物であっても自分のこととなるとわからず、欠点に気づかないものだということのたとえ。

あらすじ

目で目は見えぬ

昔々、ある小さな村に、トリという若者が住んでいました。トリは自分のことをとても優れた人間だと思っていました。彼は村で一番速く走り、一番高くジャンプし、一番大きな声で歌うことができると自負していました。しかし、実は彼には大きな欠点がありました。それは、自分のオーブンから焼きたてのパンを持ち去る小さなネズミを見逃していることでした。

ある日、トリは村で開かれる一大イベント、「村の選手権」に出場することを決めました。彼は準備万端で、自信に満ち溢れていました。選手権では、走る、跳ぶ、歌うなどの競技が行われ、トリは全ての競技で優勝を狙っていました。村の人々は彼の華麗なパフォーマンスを楽しみにしていましたが、トリは自分のオーブン周辺で起こっているネズミのいたずらには気づいていませんでした。

選手権当日、トリは全力を注いで競技を行いました。彼は速さでもジャンプ力でも、他の村人を圧倒しました。しかし、帰宅してオーブンを覗くと、あろうことか自分が焼いたパンが全て消えていました。悲しみに暮れながらも、彼は自分の実力を証明するために競技の疲れを感じず、再び選手権に挑むことを決意しました。

翌年の選手権、トリは念入りに準備をしました。今度は村人たちにも手伝ってもらい、オーブンの周囲を綺麗に掃除し、ネズミの侵入を防ぐ仕掛けを作りました。その結果、彼は見事に選手権で優勝し、村のヒーローとなりました。「目で目は見えぬ」とは言いますが、真の優れた人物は自分の盲点を見つめ直し、成長していくものだとトリは理解しました。彼はそれ以降、他の人の助けを借りることが大切だと知り、村でも愛される存在となっていったのでした。


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