あらすじ
ゾウとバッタの不思議な冒険
ある日、資産家のタケルは大きなゾウを買い、その見た目の威圧感から人々に尊敬される存在となった。彼は「バッタを捕まえよう!」と決意し、ゾウに乗ったまま草原に出かけた。しかし、彼の目的はバッタを捕まえることであり、ぞうの力を借りる必要は全くなかったのだ。
草原には無数のバッタが跳ねていたが、タケルはゾウの大きさに気を取られ、バッタに近づくことができない。大きな体躯のゾウは草を食み、いくら待ってもバッタが近くにやってくることはなかった。タケルは「これではなかなか捕まえられない」と気づくが、顔を立てるために無理に続けることにした。
周囲の人々はタケルの姿を見て嘲笑した。「ゾウに乗ってバッタを捕まえるなんて、笑止千万だ!」と。彼らは、タケルが無駄な努力をしていることを理解していたが、タケルはそのことに気づかず、自分のやり方を貫こうとした。結局、彼は一匹のバッタも捕まえることができず、ただゾウと一緒に過ごしただけだった。
その後、タケルは考えを改め、適切な道具でバッタ捕りを始めることにした。今度は小さなネットを持つと、あっという間にバッタを捕まえることができた。彼はゾウを置いてきたことを思い出し、無駄な投資はせず、シンプルな方法がいかに効果的であるかを学んだのだった。こうして、タケルは賢者の仲間入りを果たし、今では「無駄を省く」ことの重要性を説いている。

