あらすじ
幸せの是非
ある町に住む若者、太郎は、日々の仕事を怠けて遊びほうけることが何よりも幸せだと思っていた。彼は「楽は一日」とばかりに、気の向くままに遊び回り、毎日を無駄に過ごしていた。その姿を見た村人たちは、彼が将来どれほど苦労するか心配していたが、太郎はその警告に耳を傾けることはなかった。
そんなある日、太郎の父が病に倒れた。父が元気だった頃は、家族で楽しく過ごす日々があった。しかし、彼は遊びに忙しく、家の手伝いを全くしていなかった。その結果、家計は困窮し、父の入院費用が支払えなくなってしまった。太郎は、「苦は一年」と、初めて苦しさを実感したが、時すでに遅しだった。
彼は不安に駆られ、急いで働くことを決意した。だが、怠け癖は簡単には直らず、周囲からの信頼も失っていた。町の人々からの冷たい視線に耐えつつ、彼は一生懸命に働いたが、楽しい日々を取り戻すことはできなかった。彼の心に刻まれたのは、「楽は一日、苦は一年」という言葉の重みであった。
太郎は、ようやく真剣に働くことの大切さに気づき始めた。過去を悔いても取り戻すことはできないが、彼は未来のために努力し続けることを決めた。遊びを減らし、家族のために尽くす中で、少しずつ周囲の信頼を取り戻し、再び家族で笑い合える日々を目指すのであった。苦しみが長く続くことを知った太郎は、これからは無駄にすることなく、一日一日を大切に生きることを誓ったのだった。
