ちょっと来いに油断するな
ちょっとこいにゆだんするな

意味

2024/10/5(土)

ちょっと来てくれ、と言われれば気楽に応じやすいものだが、ちょつとどころの用件ではない場合が多いから用心してかかれということ。

あらすじ

ちょっとのつもりが

ある町に、小さな花屋を営むおばあさんがいました。彼女はいつも優しく、近所の人々から愛されていました。ある日、彼女のもとに若者がやってきて、「おばあさん、ちょっと来てくれ」とお願いしました。おばあさんは微笑みながら、特別な花を用意するために裏へ行こうとしました。

「ちょっと来い」とは良いながら、若者は実はその程度の用事ではありませんでした。彼の目には、次の大きなイベントのことがあふれていて、花屋の知恵を借りようとしていたのです。「おばあさん、実は大事なパーティーのために、花のアレンジメントを頼みたいんです」と若者は続けました。おばあさんは話を聞くにつれ、普段の花屋仕事以上の重責を感じるようになりました。

しかし、若者の言葉に引き込まれ、彼女はすぐに承諾しました。ちょっとしたお願いだと気楽に考えていたおばあさんですが、そのパーティーは町で最も権力のある商人の家で開かれるイベントでした。彼女が手掛けなければならない花のアレンジメントは、少なくとも百種類以上もの花を使う大作に。若者からの「ちょっと来い」に油断したおばあさんは、一気に大忙しとなってしまいました。

その日から、おばあさんは朝早くから夜遅くまで働き詰めです。結局、彼女はパーティー当日に素晴らしい花を用意しましたが、それと引き換えに体力を使い果たしてしまいました。若者は「おばあさん、ありがとうございました。これぞ本物の花職人!」と満面の笑みを浮かべましたが、彼女は一瞬でも油断した自分を後悔しました。「ちょっと来いに油断するな」との教訓を肝に命じ、おばあさんは今後、軽いお願いにも慎重に応じることを決意したのでした。


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