あらすじ
ある村に、非常に移り気な性格の少年、タケルが住んでいました。タケルは毎日、友達と遊ぶことを楽しみにしていましたが、突然気分が変わり、遊びをやめたり、逆に何もしたくなくなったりすることがよくありました。友達たちは、タケルの気まぐれにいつも振り回されていました。
ある日のこと、タケルは村の広場で大きな雲が浮かんでいるのを見つけました。「あの雲が形を変えるのを見てみたい!」と興奮した彼は、手を翻しました。すると、その雲は瞬く間にかわいいウサギの形に変わりました。友達たちは大喜びし、みんなで雲を見上げました。しかし、なぜかタケルは気まぐれに別の遊びに興味を持ち始め、ウサギの雲を無視してしまいました。
その瞬間、タケルの手を覆うようにした途端、空が暗くなり、雨が降り始めました。友達たちは驚きました。「タケル、どうして雨が降るの?」と訊くと、タケルは笑いながら、「気分が変わるからだよ!ほら、手を翻すと雲になるし、手を覆うと雨になるんだ!」と言いました。友達たちは、タケルの不思議な性格にますます引き込まれ、雨の中でダンスを始めました。
雨が上がると、村には美しい虹がかかりました。タケルと友達たちは、色とりどりの虹を見て、思わず笑顔になりました。タケルは次に何をするか考えるのをやめて、ただその瞬間を楽しむことにしました。こうして、タケルの心変わりは、皆で共有する楽しさを生むきっかけとなり、村はいつも愉快な笑い声で溢れる場所になったのでした。
