鷸蚌の争い
いつぼうのあらそい

意味

2024/10/5(土)

互いに利益を争っているうちに、第三者にまんまと利益を横取りされてしまうこと。

あらすじ

鷸と蚌の争い

ある静かな湖のほとりに、鷸(しぎ)と蚌(ばっこ)が住んでいました。鷸はその長いくちばしを使って、湖の底に潜む美味しい虫を探し、蚌は静かに湖の水の中で砂を堅く閉じて、周りの流れに身を任せていました。二者はお互いの存在を気にしない日々を送っていましたが、ある日、鷸が蚌の存在に目を付けることになりました。

「なんて素晴らしい貝だろう!あの中には、たくさんの美味しいものが隠れているに違いない!」と、鷸は蚌の中身に思いを馳せました。そこで、彼は自分の長いくちばしを使って、蚌を捕まえようとしました。しかし、蚌は閉じた殻の中に頑なに守りを固め、「私を捕まえようなんて、そうはさせないわ!」と反発しました。

両者は次第に言い争いになり、湖の周りは大騒ぎとなりました。「私が先に見つけたから、私が食べるべきだ!」と鷸が叫ぶと、「それより私がもっと必要なのよ!私が生きていくためには、私の中身が不可欠なの!」と蚌も声を大にしました。争いは日に日に激化し、お互いをとことん攻撃しあうばかりで、周囲の生き物たちもその様子を心配そうに見守っていました。

だが、気がつけば、争いを見ていた貪欲なカモメが、静かに近寄ってきました。「あらら、この二人が争っている間に、私は簡単に間に入り込めるな」と彼は思いました。そして、鷸と蚌の間隙をついて、蚌の隙間から美味しい中身をちょっぴり横取りしたのです。結局、鷸と蚌はその日、自分たちの利益を争っているうちに、第三者に利益を横取りされてしまったのでした。彼らは争いが無駄であったことを痛感し、そっと仲直りをしました。


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