財布の紐を首に掛けるよりは心に掛けよ
さいふのひもをくびにかけるよりはこころにかけよ

意味

2024/10/5(土)

財布の紐を首に掛けるのは盗まれないための用心だが、心に掛けたつもりになって無駄遣いしないように注意するほうが、なお大切だという意味。

あらすじ

財布の紐と心の話

ある町に、貯金が苦手な若者オサムが住んでいました。オサムはついつい衝動買いをしてしまう性格で、気がつけば財布の中はいつも空っぽ。ある日、彼は友人から「財布の紐を首に掛けるよりは心に掛けよ」ということわざを聞いたことを思い出しました。確かに、財布を首に括り付けておいても無駄遣いの誘惑には勝てません。そこで彼はまず、自分の心と向き合うことに決めました。

オサムは心の中で「今日は無駄遣いをしない!」と誓います。しかし、買い物に出かけるとセールのポスターが目に飛び込んできました。「お買い得!」と書かれたその文字に、オサムの心は揺れ動きます。結局、彼は必要のない靴下を山ほど買ってしまいました。家に帰る途中で「心に掛けるって何だっけ?」と自問自答しながら、無駄遣いをする自分に内心反省するのでした。

次の日、彼はまた同じ誓いを立て、心の声に耳を傾けようとしました。ところが、街中に出ても無駄遣いの誘惑は尽きません。「ちょっとだけなら」と、オサムは結局また自分の心の声を無視し、今度はゲーム機を購入してしまったのです。帰宅後、ゲーム機を前にして彼は、「心よりも財布の紐をもっとしっかり握るべきだった」と深いため息をつきました。

最終的に、オサムは「心に掛けていたはずなのに、結局財布の中身は空っぽだ」と気づきます。そこで彼はある決心をしました。「次は、財布の紐を首に掛けて本当に盗まれないようにする!」そうして、オサムは本格的な節約生活を始めることにしたのです。常に財布を首に括り付け、心はゲーム機に夢中になる日々が始まりましたが、周りには「彼の心の声はどこへ行ったんだ?」と笑われるのでした。


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