あらすじ
ある日、百姓は農作業をしていると、ふと道端で冷たくなっている毒ヘビを見つけました。百姓はそのヘビを見捨てることができず、自分の家に連れ帰ることにしました。ヘビが暖かい場所で回復することを願い、百姓はそれに食べ物を与え、大事に世話をしました。
しばらくしてヘビは元気を取り戻し、再び動き回るようになりました。しかし、ヘビが元気になると、その恩を忘れてしまい、百姓を襲うことを考えるようになりました。ある日、ヘビは百姓に向かって「お前には恩を感じていない。お前を攻撃する準備ができている」と言いました。
百姓は驚き、なぜ自分が助けたのに、今度は襲われなければならないのかと問いかけました。するとヘビは言いました。「私の本性は変わらない。たとえ君が私に優しくしても、私は毒をもった生き物なのだ。」
百姓は気付いたのです。自分が救ったヘビの本性を理解することはできなかった。彼は今、自分の行動がどんな結果をもたらすかを考える必要があることを認識しました。そして、ヘビを家から追い出すことにしたのです。
教訓
この寓話からの教訓は、「人はその本性を変えることができない」ということです。どんなに好意を持って接しても、根本的な性質が変わらない者には注意が必要であるということを伝えています。助けてもらった者が恩を仇で返すこともあるため、他者に対する信頼や判断は慎重でなければならないという警告にもなっています。


















